光ファイバーケーブルの構造とは?


光ファイバーケーブルは、さまざまな心線が収納されています。
屋内外での使用に適するよう、あらゆる工夫がされているのです。
では、光ファイバーケーブルはどのような構造なのでしょうか。
そこで今回は、光ファイバーケーブルの構造についてご紹介します。
▼光ファイバーケーブルの構造とは
光ファイバーケーブルは、テンションメンバ・保護層・シースで成り立っています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
■テンションメンバ
テンションメンバは、光ファイバーケーブルの最も内側にあるものです。
核のような構造で、敷設時の張力から光ファイバーを守る役割があります。
鋼線・FRP・アラミド繊維など、用途によって使い分けされているのが特徴です。
■保護層
保護層は、側圧など外部によるダメージから守る役割があり、クッションのような存在です。
■シース
敷設環境から光ファイバーを保護します。
シースには種類があり、環境によって使い分けるのが特徴です。
種類はポリエチレンシース・難燃ポリエチレンシース・HSシース・色帯シースがあります。
ポリエチレンシースは機械的強度が高く、最も使われているシースです。
難燃ポリエチレンシースは屋内で使われ、HSシースはネズミなど鳥獣害対策に使われます。
色帯シースは、ケーブルが複数本敷設されている環境で、識別性を高めるためのものです。
▼まとめ
光ファイバーケーブルの構造は、テンションメンバ・保護層・シースから成り立っています。
中に使われているものは全て同じではなく、環境などに合わせて構成されているのが特徴です。
今後も、伝送の安定性や敷設作業の効率を追求したさまざまな光ファイバーが作られていくでしょう。

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