光ファイバーケーブルの種類は、1つだけではないことをご存知でしょうか。
さまざまな種類があるので、適した場面での使用が可能です。
そこで今回は、光ファイバーケーブルの種類についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼光ファイバーケーブルの種類
■マルチモード
マルチモードは、50μmと62.5μmの太いコア系を採用しているものです。
「ステップインデックスマルチモード」と「グレートインデクスマルチモード」の2つに分けられます。
光を複数のモードで伝達するので、多くのデータを伝達することが可能です。
ただ光の伝達時間にズレが出たり損失も出たりすることがあるため、高速かつ長距離の通信には向いていません。
コアが太いので、外部からの物理的な刺激には強いです。
■シングルモード
シングルモードは、10μm以下の小さいコア系を採用しています。
さらに分けると「汎用シングルモード」「分散シフトシングルモード」「非零分散シフトシングルモード」の3つに分けられます。
単一で光を伝達するため分散されず、ズレや損失がありません。
そのため、高速かつ長距離の通信に強いです。
しかし、コア系が小さいので曲げられるなど外部からの物理的な刺激には弱いので、設置環境に注意するようにしましょう。
▼まとめ
光ファイバーケーブルの種類は、マルチモードとシングルモードがあります。
マルチモードはズレが生じやすいので短距離、シングルモードはズレが生じにくいので長距離向きです。
両者は特徴が異なるので、メリットやデメリットを知り、環境に適したほうを選びましょう。
