LANとWANの関係について


インターネット回線を接続するときに、接続する機械にLANやWANという表記があるのを見かけたことはありませんか?
LANとWANは、名称の表記が似ているので混同しがちですが、役割が異なります。
ケーブルを適当に繋いでしまうと、通信ができなかったり機器が正しく動かなかったりと、思わぬトラブルになることも。
この記事では、LANとWANの関係について解説します。
▼LAN(ラン)
LANとは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の略語です。
会社や工場内など、限定的な場所の中でのみ繋がるインターネット回線のことを指します。
LANには無制限に繋がれるわけではなく、その場所の回線契約者のみ接続できます。
▼WAN(ワン)
WANとは、Wide Area Network(ワイドエリアネットワーク)の略語です。
こちらは、誰でも自由にアクセスすることができるネットワークのことを指します。
各場所をLANでつないだ先にある大きなネットワークがWANであり、インターネットもWANの中の一つです。
蜘蛛の巣のように張り巡らされたLANを、一つにまとめた先にWANがあるイメージです。
機器によっては「INTERNET」と表記される場合もあります。
▼LANとWANの関係
外から工場内にインターネット回線を引き込む際には、電柱から回線を引いてきます。
まず電柱から工場内のモデム、工場内のモデムからネットワークを使用する機器へと繋ぎます。
そして、モデムを通してWANとLANを繋ぎ、一つの道筋を作るイメージです。
この道筋の電柱側にあるのがWAN、そしてネットワークを使用する機器の側にあるのがLANです。
電柱→WAN→モデム→LAN→ネットワーク機器(パソコンなど)といった順番に接続します。
▼まとめ
LANとは、会社内や工場内など限定的な範囲で繋ぐことができるインターネット回線のことです。
一方WANとは、誰でもアクセスできる大きなネットワークのことです。
モデムのLANポートとWANポートに誤ってケーブルを繋ぐと、正しく通信できなくなるので気を付けて下さいね。
弊社では、工場内の配線工事やアクセス工事など、さまざまな工事を承っております。
愛知県で電気通信工事が必要な際は、ぜひお問合わせください。

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